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【開発記録 #1】AWSアーキテクチャレビューAIを作る——設計思想と全体像
2026-03-20#AWS#Bedrock#Claude Code#CDK#個人開発#SaaS

【開発記録 #1】AWSアーキテクチャレビューAIを作る——設計思想と全体像

AWSの設計レビューをAIに任せるサービスを作る。開発から公開まで、Claude Codeとのやり取りをそのまま記事にしていく。


AWSの設計レビューって誰に頼む?

AWSでシステムを設計するとき「このアーキテクチャ、問題ないかな」と思う瞬間がある。

でも確認できる相手は限られている。上位エンジニアかAWSのSAに聞くしかないが、毎回気軽に頼めるわけじゃない。

AWSにはWell-Architectedフレームワークという設計の評価軸があって、以下の5つの柱で構成されている。

内容
運用上の優秀性 運用・監視・障害対応の設計
セキュリティ 認証・暗号化・権限管理
信頼性 障害復旧・スケーラビリティ
パフォーマンス効率 リソース選定・最適化
コスト最適化 無駄なコストの排除

自己チェックできる仕組みはあるが、5つの柱を横断して網羅的に確認するのは手間がかかる。

「AIに投げて、最初のたたき台を出してもらう」だけでも十分価値がある——そう思って作ることにした。


作るものの全体像

最終的にはこういった構成のSaaSになる。

AWS Architecture Review AI 全体構成

使用回数制限と決済(Stripe)、RAGによる回答精度向上はあとのフェーズで追加していく。


技術スタック選定の理由

CDK(TypeScript)

インフラをコードで管理するためにCDKを選んだ。CloudFormationを直接書くより簡潔で、TypeScriptなのでIDEの補完が効く。Claude Codeとの相性もいい——「このスタックにDynamoDBを追加して」と依頼すればすぐコードが出てくる。

Lambda + Bedrock

サーバーレス構成にした理由はコスト。Bedrockはリクエストごとのトークン課金で、Lambdaも呼び出しごとの課金。アクセスがなければ費用はゼロに近い。個人開発でいきなりEC2を立てる必要はない。

Claude Haiku

Bedrockで使えるモデルの中でコストと品質のバランスが良いのがHaiku。Well-Architectedレビューの用途なら十分な精度が出る。Sonnetより1桁安い。

Next.js

フロントエンドはNext.jsのApp Routerを使う。Vercelにデプロイすれば設定ほぼゼロで動く。

S3 Vectors(Phase 5で追加)

RAGを構築するときのベクターストアとしてS3 Vectorsを使う。OpenSearch Serverlessは最低でも月$350かかるが、S3 Vectorsは使った分だけ課金でほぼゼロから始められる。


なぜClaude Codeで作るのか

2つの理由がある。

① 開発速度が上がる

CLAUDE.mdにプロジェクトの概要・技術スタック・制約を書いておくだけで、「CDKでLambdaとAPI Gatewayのスタックを作って」という依頼一発でコードが出てくる。ゼロから書くより圧倒的に早い。

② やり取りがそのまま記事になる

Claude Codeへの依頼文・生成されたコード・詰まった箇所の解決——これをそのまま記録すれば記事の骨格になる。開発と記事執筆を同時に進められる。

実際にDay 1で使った依頼文はこれだけ:

AWSのアーキテクチャをWell-Architectedフレームワークでレビューするサービスを作ります。
技術スタック:CDK(TypeScript)/ Lambda(Python)/ Bedrock(Claude Haiku)
/ Next.js / Cognito / DynamoDB / Stripe / S3 Vectors
まずCLAUDE.mdを作ってください。

この1文でプロジェクト全体の文脈を把握したCLAUDE.mdが生成された。


シリーズの進め方

6つのPhaseに分けて開発を進め、各Phase完了後に記事を書く。

Phase 内容 記事
Phase 1 Lambda + API Gateway + Bedrock(最速で動かす) 第1〜3回
Phase 2 Cognito認証 第4〜7回
Phase 3 DynamoDB使用回数制限 第8〜11回
Phase 4 Stripe決済 第12〜14回
Phase 5 S3 Vectors RAG 第15〜18回
Phase 6 UI整備・本番公開 第19〜23回

完成したプロダクトを紹介する記事ではなく、作りながら詰まった箇所・Claude Codeとのやり取り・設計上の判断をそのまま記録していく。


まとめ

  • AWSアーキテクチャのWell-Architectedレビューを自動化するSaaSを作る
  • CDK / Lambda / Bedrock(Claude Haiku)/ Next.jsのサーバーレス構成
  • Claude Codeで開発して、やり取りをそのまま記事にしていく
  • Phase 1〜6の順で段階的に機能を追加、各Phase後に記事を公開

次回はPhase 1の本題——CDKでLambdaとAPI GatewayをClaude Codeに作ってもらった記録。


次回:第2回——CDK × Claude CodeでLambda + API Gatewayを最速で作る